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デジタル世界の路地裏で

世界一シンプルな作曲方法(第1回)

「DTMミュージシャンになりたい!作曲活動をしたい!」
そういう希望を抱いた初心者の人が、最初に直面する大きな壁が「そもそも曲ってどうやって作るの?」という問題です。よくある作曲方法解説サイトに書いてあるのは、和音の仕組み、コード進行、メジャー、マイナー、ドミナント、ダイアトニック… のような知らない言葉や理論のオンパレードではないでしょうか。元々楽器を弾ける人ならわかりますが、楽器を弾けない人はここでほとんど挫折するでしょう。僕は個人的には、こんな教科書みたいな理屈を覚えることはとても非効率的だし、無駄だと思っています。

音楽の原点に帰ろう

初めから100点を目指すのはやめましょう。音楽の本質は、音を楽しむことです。気分のいい時に自然に出てくる鼻歌こそが音楽の原点です。僕は大学生の頃、音楽理論も知らず楽器もまともに弾けないのに、自分で思いついたメロディーをデータに残したい、という強い想いだけで、独学で曲として仕上げた経験があります。実は今でも、作曲の基本的な手順はその当時から変わっていません。この手順を僕は『世界一シンプルな作曲方法』と勝手に呼んでいます。

作曲の手順

では、具体的にどういう手順で作曲すればいいのか、まとめると以下のとおりです。

  1. 思いついたメロディーをどんどん長くして、歌メロだけでAメロ〜Bメロ〜サビまで作る
  2. 歌メロを頭で覚えておくために、適当な歌詞を付けてしまう
  3. 歌メロをキーボードで弾いて、曲の「スケール」を特定する
  4. 「スケール」にもとづいて、後から「コード」を付ける
  5. 「コード」にもとづいて、歌以外の全楽器パートを付ける

作曲がわからないという人でも、1. のように歌メロだけ作れる人は多いのではないでしょうか。それを頑張ってまるごと1曲分作れば、実はあなたの頭のなかで曲はほぼ完成しているのです。意識していないかもしれませんが、Aメロ〜Bメロ〜サビまでつながった違和感のない歌メロを思いついたということは、あなたの頭のなかにはコード(和音)が鳴っているということです。それを頭のなかからアウトプットするだけで作曲はほとんど終わりです。2. は、後でキーボードで弾くためにメロディーを記憶するコツなので、歌詞を付けるのが逆に煩わしいという人は飛ばしてください。3. は、思いついた歌メロをアウトプットするためにキーボードで弾いて音程をひとつひとつ確認していきます。このとき必要になるのがスケールという考え方です。急に知らない言葉が出てきた、と驚かないでください。スケールとは、歌メロのなかに隠れている一定のルールのことです。3. の工程でスケールを特定することが、この『世界一シンプルな作曲方法』の重要なポイントになります。

歌メロからスケールを特定する方法については次回解説します。それまでに歌メロを頭のなかで完成させておいてくださいね!

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